『土地はだれのものか 人口減少時代に問う』(白揚社、2019)

内容紹介

この本は、現代の土地所有権再考というべきテーマを親しい仲間が集まって議論し、それぞれの専門分野について執筆したものです。小澤は、マンションの老朽化・管理不全の制度的問題(第1章の28-37頁)と小澤の半生記みたいな文章(第5章:土地所有権について考えてきたこと)を書いています。大村は、私道問題(第3章の66-75頁)とドイツの都市に関する文章(第9章)を書いています。全部で14名が執筆に参加し、江戸時代の土地制度については水本邦彦京都府立大学・長浜バイオ大学名誉教授の論考も含まれています。一般の読者にも読みやすいように工夫しました。教養書的なもので、実務書ではありませんが、土地所有権について幅広く現状を知りたい方々には満足していただける内容ではないかと思います。