早水輝好先生を顧問に迎えて

弁護士 小澤英明

このたび早水輝好先生を5人目の非常勤顧問にお迎えしました。早水先生は環境省水大気環境局長を最後に2018年7月に環境省を退官されました。東京大学の工学系大学院修士課程(化学工学)を修了され、昭和58年(1983年)に環境庁に入られ、長年、技官として日本の環境行政の中枢を支えてこられました。環境庁を志望されたのも、公害対策に学生時代から関心が高かったとお聞きしておりますが、早水先生の人となりやこれまでのお仕事の内容については、本日アップしました早水先生のプロフィールとインタビューをご覧いただければと存じます。

当事務所は、2018年1月に、不動産と環境に特化した法律事務所として開設されましたが、これまで非常勤顧問として、大村謙二郎先生(都市計画、都市再開発)、鎌野邦樹先生(民法、区分所有法)、鷺坂長美先生(環境法)、山田俊雄先生(民法、民事裁判)の4人の先生方をお迎えしました。4人の先生方には、私の不足部分を補完していただき、当事務所がMake nothing but the very bestの精神で仕事にあたることを可能にしていただいています。

環境法の分野は、これまでも鷺坂先生に全面的にご協力をいただいていますが、自然科学の知識や経験が不十分であれば、適切な判断ができません。私も鷺坂先生も専門は法律であって、自然科学の知識や経験に欠けています。したがって、どなたか環境省OBのもと技官の方で適任者がおられれば、当事務所に顧問としてお迎えしたいと考えておりました。昨年4月から当事務所が毎月開催しています企業環境法セミナーは、企業の方々に環境法の最前線をお伝えしています。鷺坂先生がかねてから信頼されている早水先生にそのセミナープログラムの相談にのっていただているなかで、早水先生に顧問になっていただくと最高だなと思い、顧問就任をお願いしたしだいです。就任を快諾いただいて、幸運だと思いました。

ここまで顧問の先生方を充実させていますので、不動産と環境の分野で当事務所は、行くところ可ならざるはなしという気概で業務にあたりたいと思いますが、人間誰しも年齢を重ねると、謙虚さを失いがちです。自信をもって業務にあたりながらも、不足しているところがないかを常に細心の注意をもって進みたいと考えています。皆様方のご支援とご協力を今後ともいただけると大変ありがたく存じます。